大学受験 物理・物理基礎 勉強法・おすすめ参考書について書いてみる
物理は楽しいです。特に大学以降でやる量子力学や物性はすごく楽しいです。というか私は好きです。
大学受験での高校物理・物理基礎について、特徴と勉強法・おすすめ参考書をいろいろ書いてみたいと思います。
特徴
1番難しくて1番簡単
よく意味のわからない発言ですが、1番難しいんですが1番簡単です。
まあ暗記量はすべての科目で1番少ないのですんなり理解ができる人には、高校物理は非常に簡単なのですが、なかなか理解できなくてにっちもさっちもいかなくなる人も結構います。
授業が理解できない場合は単純にその教員が分かりにくい可能性が高いですので、その場合はネットにある動画を見てみるといいと思います。
ただそれでもわからない場合は他の科目への転向も考えた方がいいです。
暗記は最少
受験のためだけに色々丸暗記する必要がないので精神的にはかなり楽な科目です。
覚えることがかなり少ないので、すごくいい科目なのですが、どうしてもできない人もたまにいます。
ただかかる時間が他の科目と比べて少ないとはあんまり言えないと私は思っていて、結局それなりに時間をかけて練習する必要があります。
工学系に行くならやっておいた方がいい
物理系に行くのならもちろん工学系も力学や電磁気学は大学以降もバリバリ使うので、高校の時からしっかりとやっておいた方がいいです。
物理学はかなり重要度の高い科目ですので、しっかりとやる必要があります。
物理基礎はすごく簡単ですが、、、
主に文系がセンターで使う基礎科目はどれもかなり簡単で、特に物理基礎は覚えることも少なく、特に難しい計算もないのですが、それでも選ぶ人はかなり少ないと思います。
やはりなかなか理解が難しいと感じる人が多いようです。
1番コスパいいと思うんですがね。慣れてしまえば。
熱力学はやや難しい
熱力学がたぶん1番難しいです。
なんだかよくわからない概念が登場してきます。
大学学部レベルの熱力学や統計力学をやっても結局よくわからないままでした。
多分それを専門にしてやり続けないとわかるようにはならないです。
というかそれを専門にしている教授でも、結局エントロピーって何なのかよくわからないといっちゃっている人もいます。私がいってた大学にいました。
独学はややきつい
基本、数学や物理等は独学が結構苦しいです。
どうしてもテキストだけだとよくわからなかったりします。
やはり講義を聞いた方が基本わかりやすいです。まあ教員によりますがね。
ただ覚えることは少ないので、原理をしっかりと理解できればかなりコスパのいい科目です。
まあ理解するのが難しいのですがね。
ですが今はネット上に分かりやすい解説動画がたくさんあるのでそれでなんとかなってしまいます。
家庭教師のトライ
イチオシ。
高校でやる内容をほとんどすべて網羅されているので独学に最適です。
非常に解りやすいですし、塾にいく必要もあんまりなくなってしまいましたね。
大人の復習にもおすすめです。
他の分野もこのチャンネルで学んでみるといいと思います。
ヨビノリ
ヨビノリは少ない動画数ですが、内容はいいです。
おそらくこの動画が1番分かりやすいと思います。
投稿される動画全部見てもいいと思います。
大学以降の内容でも理解できます。多分。
高校物理解説講義
かなりの網羅率です。
分かりやすいですが、若干根気が必要です。
まあきほんトライでよくわからないところだけ見るのがいいのでは。
動画をみた後に参考書を読めば理解できるはずです。
物理は大学以降も理学系にしろ工学系にしろ重要ですのでしっかりとやっておく必要があります。
勉強法・注意点
何よりも理解すること
暗記で乗りきれない科目ですので、しっかりと理解する必要があります。式をちゃんと理解しないと行けません。
それぞれの変数や定数が何を表しているのかをしっかりとわかっておかなくてはいけません。
そこをしっかりと理解せずに問題を解いたりしてもあんまり意味ないです。
まずは基本を徹底的にやる必要があります。
力学と電磁気学を理解しないことにはなにも始まらないので、その二つから初めるのがいいです。
やはりまずは授業を理解して、参考書を読み込んで、問題集をやって、過去問をやると言うお決まりのパターンでいいと思います。
おすすめ参考書
物理基礎
橋元の物理基礎をはじめからていねいに
橋元の物理基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)
- 作者: 橋元淳一郎
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2014/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1番有名で無難な本です。
このシリーズは物理に限らずどれも良くできていますし、レイアウトもよくてよみやすいです。
挫折することはそうそうないと思います。これよんでもよくわからないという人は、学校か塾とかで誰かに教えてもらった方がいいです。ただ塾はやたらお金がかかるのでできるだけ本で頑張りましょう。それかネットの動画を見ましょう。
ただネットの動画はそれが正しい保証はないですがね。(正しい保証がないのは参考書も学校や塾の授業も同じですがね)
これの物理シリーズも良くできていますから、安心して読めます。
センター試験 物理基礎の点数が面白いほどとれる本
- 作者: 鈴木誠治
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本
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物理基礎のセンター用の参考書ですので文系の人におすすめです。もちろん理系の基礎固めにも使えますが、それなら物理の内容も一緒になっている本を買った方がお買い得です。
これだけで本当に点数がとれるかは微妙なところですが、基礎固めにはなります。
このシリーズは初学者にも取っつきやすいので、まあそんなに挫折することはないと思います。
物理基礎 数研
改訂版 物理基礎 文部科学省検定済教科書 104 数研 物基 318 高等学校理科用
- 作者: 國友正和
- 出版社/メーカー: 数研出版
- 発売日: 2017
- メディア: テキスト
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物理基礎の教科書です。
まあ読みやすくはありませんが検定教科書は一冊は読んでおいた方がいいです。
こういう文体になれる必要があります。
まあ読まなくても受験は乗りきれますがね。
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本
- 作者: 漆原晃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[波動・原子編]が面白いほどわかる本
- 作者: 漆原晃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[電磁気編]が面白いほどわかる本
- 作者: 漆原晃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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対話形式で進められているので読みやすいことは間違いないです。まあ対話形式が嫌いな人は控えた方がいいですが。
数式は少な目な感じがします。
入門書としてはもってこいの本です。初めてのひとでもわかるように懇切丁寧に解説されています。
表紙で周りの人に引かれる可能性があるのが難点
坂田アキラの物理基礎・物理の解法が面白いほどわかる本
大学入試 坂田アキラの 物理基礎・物理[力学・熱力学編]の解法が面白いほどわかる本 (坂田アキラの理系シリーズ)
- 作者: 坂田アキラ
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2013/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大学入試 坂田アキラの 物理基礎・物理[電磁気・波動・原子編]の解法が面白いほどわかる本 (坂田アキラの理系シリーズ)
- 作者: 坂田アキラ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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有名な著者が書かれている本です。
彼の本は化学も数学も素晴らしく分かりやすいですのでどれもおすすめです。
本当にゼロからセンター8~9割くらいにはなります。
計算の過程が省かれることなくしっかりと書かれているので初心者でも安心して使えます。
個人的にすごく評価の高い本です。
宇宙一わかりやすい高校物理
- 作者: 鯉沼拓
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
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- 作者: 鯉沼拓,為近和彦,水谷さるころ
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: 単行本
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独学者におすすめできるぐらい分かりやすく見やすくよみやすいです。私はイラストに若干イラッっとしましたが。
高校物理は大体押さえられますし、あと過去問やれば大抵の試験には乗りきれると思います。
ただ結構分量がありますので、根気がないと途中で挫折しちゃうかも。
物理のエッセンス
- 作者: 浜島清利
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 浜島清利
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2013/05/01
- メディア: 単行本
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基本をやった後に知識を定着させるための本です。
薄いので短期間でやり終えられますし。
初心者向けではないので注意してください。
ただここに出てくる問題くらいは解けるようにならないとなかな試験でいい点数はとれないと思います。
良問の風
- 作者: 浜島清利
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2013/10/01
- メディア: 単行本
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標準的な問題集です。
問題のレベルもちょうどいいですし、解説もとても分かりやすいです。
これを全部しっかりとやったら結構な力がつくと思います。
大抵の大学は乗りきれるはずです。
特にエッセンスをやっているならそのままこちらもやるといいです。
レベル的にはエッセンスの後にやるくらいがちょうどいいので、こちらも初心者向けではないです。
センター試験過去問研究
センター試験過去問研究 物理 (2019年版センター赤本シリーズ)
- 作者: 教学社編集部
- 出版社/メーカー: 教学社
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 単行本
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過去問は赤本でいいと思います。別に河合でも問題ないですが。
大学入試センター試験過去問レビュー物理基礎・物理 2019 (河合塾シリーズ)
- 作者: 河合出版編集部
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2018/05/01
- メディア: 単行本
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しっかりとやり込めば本番でも高得点が期待できる科目ですので、早めにやり始めた方がいいです。
8割9割くらいは狙っていきたい科目ですし、ちゃんとやればちゃんとそれなりに安定してとれますのでちゃんと対策しましょう。
あとマークシートに記入する練習もすごく大事です。
おまけ
大学以降には微分方程式を使うことになります。微分方程式で物理現象を表すのが物理学の真髄ですから、余裕のある人は高校生のうちから大学生向けのテキストを読んでもいいです。
大人の人で物理学を学び直そうと言う人は正直高校はぶっ飛ばしていきなり大学生向けのものから初めてもいいんじゃないかと思っています。
おすすめはこちら
よくわかる初等力学
- 作者: 前野昌弘
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2013/02/08
- メディア: 単行本
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高校生でも普通に読めますし。大人でこれから物理学を学ぼうと言う人はこれを読みましょう。
やはり物理学は微分方程式を使わないことにはなにも始まらないので、物理学を真面目にやりたい人は大学生向けのテキストを読むのがいいと思います。
特に前野氏のよくわかるシリーズは大変良くできていて、高校生でも理解できるように書いてくださっているのでどんどん読みましょう。
最後に
やはり物理は微分方程式を使わないとねえ、、、、
というのが私の本音です。
まあ大学以降の物理の授業を楽しみに受験を乗りきりましょう。
他の科目は以下を参考にしてください
www.neuralsparrow.com
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