初心者向け ビットコインおすすめ入門書 暗号通貨(仮想通貨)ブロックチェーンの世界へ
ビットコインは2017年に価格が大きく上昇し、メディアでもたびたび取り上げられ、コインチェックの580億円(の価値のNEM)が流出した事件もありほとんどの人はビットコインを代表する暗号通貨(仮想通貨)について聞いたことがあると思います。
しかし、残念ながらその仕組みや思想設計などを理解している人は少なく、またこの業界はスキャム(詐欺)やハイプ(過大広告)が多いのでビットコインを誤解してしまったり、逆にスキャムやハイプに引っ掛かり大金を失ったりする人が後を絶ちません。
なのでここではビットコインの仕組みやビットコインが今後社会に与える影響を学ぶために最適な本を紹介し皆さんを暗号通貨の世界へいざないたいと思います。*一応言っておきますが、ネットで絶対儲かるとかリスクなしで何十倍になるとか書いてある奴は100%スキャムまたはハイプなのでそういうのを参考にしてはいけません。
最初の一冊
必ず読まなけらば行けないのが mastering bitcoin ですが(後で紹介します)この本は技術者を想定して書いているのでコンピュータサイエンスを学んだことがない人にはなかなか難しいと思います。ですので非技術者最初一冊としておすすめなのはデジタルゴールドです。
- 作者: ナサニエル・ポッパー,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これはビットコインの歴史を知るのに欠かせない一冊です。この本はブロックチェーンや、PoW等、仮想通貨技術に関する前知識が無くても読める本で技術的な理解が深まるわけではありませんがその技術の可能性を知ることができると思います。
単純に読み物として面白いのでビットコインに興味がある人は是非読んでいただきたいです。
ビットコインの技術の可能性を知る本
昔からビットコインについて語っている経済学者の野口先生の本も一冊よんでおくといいと思います。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: 単行本
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この本も技術的なことよりもむしろ社会に与える影響について書いてあります。
今後ブロックチェーンというビットコインに使われている技術が社会をどのように変えていくかということに興味がある人におすすめです。
技術・仕組みを理解する
ブロックチェーン 仕組みと理論 サンプルで学ぶFinTechのコア技術
- 作者: 赤羽喜治編著,愛敬真生編著
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2016/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いちばん分かりやすいのはたぶんこの本だと思います。技術について全く知らないという人はもしかしたらこの本でも少し厳しいかもしれませんが頑張れば読めると思います。
そして読まないやつはもぐりと言われているのが
- 作者: アンドレアス・M・アントノプロス,今井崇也,鳩貝淳一郎
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2016/07/14
- メディア: 大型本
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こちらのMastering Bitcoinです。英語が読める人はGithub上で無料で読めますが、英語弱者は日本語訳の本をおとなしく買いましょう。
なかなか読み応えがありますが、本気でBitcoinを理解したいのであれば避けては通れない一冊です。何度も読み込みましょう。
最後に
最近はビットコインや他の暗号通貨(仮想通貨)の投資(主にトレード)に興味がある人が多いようですがこの業界はスキャムがほんとに多いので、必ずファクトチェックをしてください。BitFlyerなどでトレードするにしても非常に価格の乱高下が激しいので必ず余剰資金で行うようにしてください。
この技術は今後10年20年かけて社会に浸透していくものなので早まらずに長い目で見ていきましょう。