ディジタル回路 おすすめテキストを書いてみた
デジタル回路は情報系の人や電気電子とかそこら辺の人が主に使うと思います。
なぜ学ぶのか
実際にコンピュータの仕組みを理解する上で欠かせない知識ですのでしっかりと学習しておく必要があります。
デジタル回路をしっかりと理解すれば実際に簡単な計算機システムを設計できたりします。
自分でFPGAなんかを使って色々作ってみると面白いですし、コンピューターについての理解が深まりますのですごくおすすめです。
デジタル回路を始めるに当たっての前提知識はそんなに必要ありませんが、最終的には電気回路や電子回路とかアナログ回路とか呼ばれるものの知識も必要になってきますので、タイミングはいつでもいいですがそっちもしっかりとやっておかなくては行けません。
電気回路
電子回路
デジタル回路事態は電気の知識がそんなになくても理解はできると思います。多分。
アーキテクチャとかそっち系はこちらを参考にしてください。
回路はある程度の知識がつくと色んなものが作れるようになってすごく楽しいですので、頑張る甲斐がある分野です。
回路の勉強は理論ばっかりやるよりも実際に自分で何かを作った方が結果的に理解が深まることが多いので、予算の許す限り色んなものを作ってみましょう。
最初は大変かもしれませんが、なんとか乗りきって楽しくもの作りをしましょう。
実際にプロダクトを作るときはこちらも参考にして見てください。
量産はまた違った難しさがありますので覚悟が必要です。
いや、まあ、私もたいした量産はしたことないのですがね。
いつかはハードウェアを量産して売りたいという願望はあるのですが、現実は非常に難しいですね、技術に詳しいからっていいものが作れるわけでもないですからね。実際にものを量産して売るにはとてつもない労力がかかります。
もちろん技術には詳しければ詳しいほどいいのですがね。
CPUの創り方
- 作者: 渡波郁
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 35人 クリック: 445回
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神
本当に分かりやすいです。
おそらくCPUについて、もっとも分かりやすくかかれている本です。
とりあえずこの本は読んでおきましょう。
表紙はアレですが、内容は素晴らしいです。
実際に自分で作ってみるとより理解が進むと思います。
電気の知識もほとんどなくても理解できるようにかかれています。
こういう本がもっと増えると嬉しいですね。
私もいつか本書こうかしら。
デジタル回路についてもそれなりに身に付きますし計算機にも詳しくなりますし最高です。
基本からわかる ディジタル回路講義ノート
基本からわかる ディジタル回路講義ノート (基本からわかる講義ノートシリーズ)
- 作者: 安藤吉伸,竜田藤男,平栗健二,井口幸洋,渡部英二
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2015/06/25
- メディア: 単行本
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分量も内容もちょうどいいです。
初心者は最初はこのぐらいからでもいいと思います。
だんだん知識を着けていけばいいのです。
行きなり分厚い本を読んでも大抵の人は挫折します。
ゼロから学ぶディジタル論理回路
- 作者: 秋田純一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/07/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 25回
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ゼロから学べます。
解説も分かりやすいですし、最低限のことはかかれています。
はじめての一冊にも使えます。
ここら辺はまあ好きなシリーズで選べばいいんじゃないでしょうか。
なっとくするディジタル電子回路
- 作者: 藤井信生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 3回
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内容は基本的で、説明もまあまあ分かりやすいです。
買って損はしないでしょう。
初心者向けですね。
このぐらいの内容は理解しておきたいところです。
ディジタル回路設計とコンピュータアーキテクチャ
- 作者: SarahL.Harris,DavidMoneyHarris
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/10/17
- メディア: Kindle版
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イチオシ
レジスタレベルのアーキテクチャについてもっとも分かりやすく説明されている素晴らし過ぎる本です。
ディジタル回路の基本からアーキテクチャまで学ぶことができてしまいます。
これは必ず読みましょう。何度も読み込みましょう。
ヘネパタより分かりやすいです。はるかに。
それでも大学のテキストっぽさはあるので、独学の人はデジタル回路とアーキテクチャの基本、ハードウェア記述言語の基本は押さえてから読んだ方がいいかもしれません。
この本のお陰で私はコンピュータの基本を知ることができましたし、動作原理についてもしっかりと把握できるようになりました。
アーキテクチャの基本ははじめて読む486を読めば大丈夫です。
32ビットコンピュータをやさしく語る はじめて読む486 (アスキー書籍)
- 作者: 蒲地輝尚
- 出版社/メーカー: 角川アスキー総合研究所
- 発売日: 2014/10/21
- メディア: Kindle版
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この本のARM版もありますからそっちも是非読んでみてください。
- 作者: デイビッド・M・ハリスサラ・L・ハリス,天野英晴
- 出版社/メーカー: 星雲社
- 発売日: 2016/04/25
- メディア: 大型本
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こっちの方が薄いです。本当に基礎的なところをそぎおとして、内容をMIPSからARMにした感じです。
MIPSは非常に分かりやすいのでこれぐらいは理解しておきたいところですし、自分でFPGAで書いて見て動かしてみるといいです。
自分で作った計算機が動くのは感動的です。
やはり自分で手を動かして何かを創るのって大事です。
実際に作ってみないとわからないことって一杯ありますからね。
色んな本を読んで知識がつくと、もっとこうしたいとかこういう設計の方がいいんじゃないかとか色々アイデア出てくると思うので自分で色んなシステムを作ってみるといいです。
ディジタル回路がわかると計算機のこともより深く理解できるようになりますので、時間をかけて色々作りながらまなんでいきましょう。
何よりもまず楽しむことを考えていきましょう。
作るのは楽しいのです。