電磁気学 おすすめ書籍 入門から中級レベル
力学と電磁気学は大学一年生が全員やらされる(?)科目です。
電磁気学が理解できないと、その後の量子力学や物性、光学、相対論でもつまってしまうのできちんと勉強しておく必要があります。
電磁気学にはベクトル解析が多用されるので、ベクトル解析についてもしっかりと勉強しておかなくてはなりません。
ベクトル解析については以下を参考にしてください
電気は工学系のひとなら将来的にも仕事で使う可能性が高いので真面目にやっておいた方がのちのち楽になるかも。
マクスウェル方程式とその意味、マクスウェル方程式からどうやって導きだすのかをしっかりと押さえておく必要があります。
ゼロから学ぶベクトル解析
- 作者: 西野友年
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ベクトル解析がよく分かってないという人は、ベクトル解析の本も一冊読んでおいた方がいいでしょう。
お茶らけた感じの本ですが、その分よみやすいですし、たぶん1番分かりやすいです。
いわゆる、数学書といった感じの本が苦手な人はこの本でベクトル解析の勉強をするのがおすすめです。
数学が得意な人はちゃんとした(?)本を読むといいでしょう。
この本でも基本的なことはしっかり押さえられます。
これならわかる! 電磁気学
- 作者: 遠藤雅守
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2014/08/11
- メディア: 単行本
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たぶん1番読みやすいです。文系でも読めます。
フルカラーで図を多用していますので、読んでいて楽しいと思います。
電磁気学が現状、あまり得意ではないという人におすすめです。
ある程度基本的なことはわかっているという人は特に読む必要はないと思います。
大学の講義などもまだ聞いたことがないというような人は最初に読んで見ると、電磁気学がどんなものかつかめると思います。
よくわかる電磁気学
- 作者: 前野昌弘
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2010/04/09
- メディア: 単行本
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前野氏の本はどれも非常に丁寧に書かれているので、入門者にすごくおすすめです。
電磁気学の基本的なことはこの本で学べます。
他のよくわかるシリーズ同様に若干くどいです。
ただその分、挫折する事はほとんどないと思います。
この本も根気勝負でしょう。
図が多用されていて、ベクトル解析についても結構詳しく解説されているので文字通りよくわかると思います。
ファインマン物理学3
- 作者: ファインマン,宮島龍興
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/01/08
- メディア: 単行本
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有名なファインマン物理学です。
ファインマン物理学は全5巻目を通すことをおすすめします。
文字が多くスラスラ読めます
単純に読み物として面白いですので気楽に読みましょう。
ファインマンは解説が非常にうまく分かりやすいので、独学にも使えます。
電磁気学
- 作者: 砂川重信
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/01/29
- メディア: 単行本
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標準的なテキストです。
大変よくまとまっていて、電磁気学を一通り学ぶことができます。
コンパクトで内容が濃い本です。
最初の一冊という感じではないと私は思います。
よくわかる電磁気学のあとに、復習として読むのがいいと思います。
これが終わったあとは是非理論電磁気学を読みましょう。
理論電磁気学
- 作者: 砂川重信
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1999/09/01
- メディア: 単行本
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はっきりいって難しいです。
いわゆるちゃんとした(?)本です。
電磁気学をちゃんとやろう、物理学の道に行こうという人は必ず読みましょう。
正直、物理学徒以外はここまでやる必要があるかはわからない。
電磁気学の基本的なことがわかっている人向けです。
これから電磁気学を始めようという人が読んでも、まあ理解できないと思います。
ランダウの場の物理学とか読むといいんじゃないでしょうか。
回路については以下を参考にしてください。
工学系の人は回路は非常に重要です。