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ゼロから始める自作パソコン超入門

この記事は2018年12月に書いています。更新していく予定ですが、技術の進歩は早いので一年も更新されていない記事を参考にすると痛い目に合うかもしれないので注意。

また、ここでは基本的に新品パーツについて書いていきます。ジャンクパーツなどについては他の記事で書こうと思っています。基本的には初心者は新品パーツの方がいいです。

パソコン本体+OS+周辺機器で10~40万くらいの予算を想定している人向けの記事です。

格安や超高額なものを組むつもりの人にはあんまり参考にならないかもしれません。というかそういうものを組む人は相当な知識がすでにある人だと思います。



自作パソコンは組み立ては、自作パソコンの入門書を読んだり、Youtubeで自作パソコンの動画を見たりすればすぐにせできるようになるはずです。


が、実際のところ難しいのはパーツ選びです。


パーツ選びは難しい


自分が何をやるのかによって必要なスペックも当然費用も変わります。

例えば、ただネットサーフィンをしてYoutubeで動画をみるくらいならそんなにハイスペックなものを揃える必要はありませんが(というか自作しなくていいんじゃね?格安タブレットで良くね?)、動画編集をしたり、イラストかいたり、ゲームをしたり、さらにゲーム実況をしたりしようと思ったらそれなりのパーツを揃える必要があります。

PUPGみたいなパソコンゲームをしてさらに配信(ゲーム実況)したり、録画したりとかを快適にしたいと考えているのであれば、OSや周辺機器を含めて20万ぐらいは覚悟しておいた方がいいです。


値段はジャンクパーツとか使えば格安でそれなりのものが作れたりしますが、ジャンクパーツは初心者にはおすすめできません。

ジャンクパーツは動作保証がないので(だから格安)、動かなかったりしても誰も対応してくれませんので、トラブルは自分で対処するしかありません。


初心者は新品でちゃんとメーカーの保証があるものを買った方が無難です。初期不良とかがあればしっかり対応してもらえますからね。


BTOの方がいい?


初心者はドスパラやマウスコンピュータなどのBTOの方が無難です。

自作した方が基本安いですが、自作の場合は規格が合わないパーツを買ってしまったりする可能性がありますので、買ったパーツが使い物にならないといったリスクがあります。

自作するなら、徹底的に調べてからパーツを買いましょう。


上手く組めないといったことはあんまりないんじゃないかと思います。



自作の一番のよさはパーツに詳しくなること、そして自分好みのパソコンが作れること(性能も見た目も)です。あとロマン


結局、自作したいって思いがあるなら自作すればいいです。


別に自分がしたいゲームとかが出来ればそれでいいやって言う人はBTOがおすすめです。


情報収集

  • 本、雑誌
  • ネット

雑誌だと有名なパワーレポートというものがあります。

[特集 CPU、8コア標準時代、到来。] DOS/V POWER REPORT 2018年12月号

[特集 CPU、8コア標準時代、到来。] DOS/V POWER REPORT 2018年12月号

パワレポは色んな情報が乗っていますので私は毎月読んでます。

自作をするなら読んでみるといいかも。

毎月いろいろなCPUやグラボなどいろんな話題を取り扱っていますし、自然と情報がはいってきますので読んでおく価値はあると思います。

みんな大好きベンチマークがたくさん載っています。

あとはネットで検索が基本です。

Youtubeで自作パソコンの動画をみるのもいいです。

本でもネットでも嘘情報はたくさんありますので、よくよく調べる必要があります。

高額な買い物になりますから失敗はしたくないはずです。数十万かけるわけですから公開しないようによくよく時間をかけて調べてから買うべきです。

難しい原因

  • 正解がない
  • パーツの価格が乱高下する
  • 規格とかいろいろある
  • バランスが大事
パーツ選びには、正解がありません

まあもちろん自分がやろうとしていることが出来ればそれでいいんですが、知識がつくうちにあれの方がよかったとか、あのパーツがほしいとか必ず思うようになります。

そして、自作PCの沼にはまったら最後、収入のほとんどがパーツで消えていく人がいます。

パーツの価格変動

例えば、仮想通貨のマイニングブームでグラボの価格が高騰したり、品薄でCPUやメモリの価格が上がったりします。もちろん逆に下がることもあります。

また技術の進歩は早いので、値段が数年で一気に下がります。(性能が数年でかなり良くなるから)

SSDとかビックリするぐらい安くなりました。

規格とかいろいろ

CPUに対応しているマザーボードを選ぶ必要がありますし、メモリにも規格があります。

また電源も場合によっては電力が足らなかったり、ケースやマザーボードの大きさにもいろいろありますので注意が必要です。

全体のバランスがなによりも大事

いいグラボを買っても(gtx1080とか)、ディスプレイがショボいんじゃ何の意味もないですし、CPUがショボかったら性能を引き出せなかったりします。

他はいいパーツなのにメモリが足らなかったり、OSをHDDにいれてたりすると快適な動作ができなかったりします。

全体のバランスが何よりも大事です。

パーツ一覧

パソコン本体

  • CPU
  • GPU
  • メモリ
  • SSD/HDD
  • CPUクーラー
  • マザーボード
  • 電源
  • ケース
  • OS

周辺機器

  • ディスプレイ
  • キーボード
  • マウス

あとインターネット通信

光回線がいいですよ。ポケットWiFiよりちゃんと回線を引いた方が通信環境は明らかにいいです。


パソコンとして動かすにはこれだけのパーツが必要です。


高額なパソコンの場合ほとんどはCPUとGPUの値段ですし、とくに重要です。


CPU 一番大事。これでコンピュータの性能が大体決まる。

GPU グラフィックの性能にかかわるので、ゲームとか3Dとかそういう方面をやるなら非常に重要。ただCPUとのバランスが重要。GPUだけいいものを使ってもCPUがショボいと性能を引き出しきれない。


パソコンを組むときはCPUとGPUが何よりも大事

まずは自分のパソコンの使用用途から、どのCPUとGPUを買うのかを決めてそれにあった他のパーツを決めるのがいいです。


CPU

IntelかAMD

少し前まではCPUはIntel一択だったのですが、現在はAMDのRyzenも善戦しています。

また来年はアーキテクチャの面でRyzenが上をいく可能性があります。

Ryzen 3000シリーズは注視しておく必要があります。

ざっくりと特徴をいうと、どう価格帯ではIntelはシングルコア当たりのクロック数が高く、AMDはコア/スレッド数が多い(複数の処理を同時に行う時性能がいい)状況です。

すごく個人的にははじめての人はIntelのCoreシリーズの方が無難だと思います。

ただRyzen 3000次第でAMDが一気に優勢になる可能性が十分あるので、2019年の春頃まで待ってみるのも悪くないです。

基本的には前世代のものをあえて選ぶ必要はないです。

www.neuralsparrow.com


GPU/グラフィックボード

グラフィックボードは名前通りグラフィックの

NVIDIAかAMD

現在はNVIDIA のGeForceのgtxシリーズを使う人が多いです。

ただCPUと同様にAMDのRadeonの2019年春に出ると思われるものが性能、コスト共に非常に良くなる可能性があるというかすごい期待されているので注意。

AMDから目が離せない状況になっているのでAMDの動きはおっておく必要があります。


グラボを簡単にまとめて見ます。

上の方が高性能で高い。値段は記事を書いているときのだいたいの価格です。

NVIDIA RTX 20 NVIDIA GTX 10 AMD グラフィック 価格
RTX 2080 Ti 4K 18万
RTX 2080 GTX 1080Ti UWQHD 4K 9万
RTX 2070 GTX 1080 RX Vega64 WQHD VIVE Pro 6万
GTX 1070 Ti GTX 1070 RX Vega56 フルHD WQHD 5万
GTX 1060 6GB RX 580 8GB フルHD VR HMD対応 3万
RX 570 8GB フルHD 2万
GTX 1050 Ti RX 460 4GB フルHD ~2万

グラフィックはフルHDが1080p WQHD 1440p 4K 2160p です。

いろいろありますがよくわからない人はNVIDIA GTXシリーズが無難な気がします。

ゲームをするなら

gtx1060 6g以上がおすすめです。

私の個人的な意見ではgtx1060 6g が一番コスパいいと思います。

VRもできますし安いですし。HDであればgtx1060で大抵のゲームはできます。

グラフィックはこだわり始めると、グラボもディスプレイもどんどん高額になりますので、お財布と相談する必要があります。

基本的に高いグラボを買うと、その分、高いディスプレイ(モニター)を買うことになります。

NVIDIAのグラボについては以下も参考にしてみてください。

www.neuralsparrow.com


メモリ

容量はどのくらい必要か

最低8g、できれば16g以上ほしいところです。

今は少しメモリの価格が高騰しています。

やだメモリで動作の快適度は結構変わりますので、あんまりケチらない方がいいです。

規格は基本的にDIMMのDDR4になります。

www.neuralsparrow.com

SSD/HDD


今は値段もかなり下がったのでSSDを導入した方が絶対にいいです。OSの起動速度とかゲームのロードとかが劇的に早くなります。

SSDはSATA接続とPCIe3.0×4 NVMe1.2接続の違いは、理論上の数値は大きく違っていますが実際に体感できるほどの違いはありませんのでSSDならどちらでもいいと思います。

値段はHDDのほうが安いので、SSDとHDD両方使うのもいいですが、資金手金余裕がある人はもうSSDだけでもいいんじゃないでしょうか。

SSDもすでに十分安いです。

メーカーはSAMSUNGあたり無難な気がします。

まあどれでもいいんじゃないでしょうか。差は普通の人には体感できないと思います。

CPUクーラー


最初は空冷でいいと思います。

空冷で冷却の力が足りないのであれば、本格水冷を導入するといいと思います。

簡易水冷は効果があるのか謎。簡易水冷についてはあんまりよくわからないのですが、空冷と比べてホントに冷えるのかはよくわかりません。

簡易水冷はあんまり冷えないってのはよく聞きます。


あとよく言われているのは、RyzenのCPUに付属されているCPUクーラーは使えるらしいです。

IntelのCPUを買う場合は、CPUクーラーも買う必要があります。

しっかりと冷却しないと、パーツの寿命が縮んだり故障の原因になったりします。

マザーボード

マザーボードもいろいろあります。

音質や、オーバークロックのしやすさ、SLIに対応しているかなどで値段が変わってきます。

最初はとりあえずCPUに対応しているものを選ぶ必要があります。

チップセット

マザーボードによって搭載されているチップセットが違います

フォームファクタ

簡単にいうとサイズです。

普通はATXでいいと思いますが

小型なものを作りたいのであれば

Mini-ITX 等が候補になってきます。

電源

電源は問題が起こると他のパーツも巻き込んで壊れることがあるので新品を選んだ方がいいです。

また基本的に消費電力の2倍くらいの容量があると安心です。

消費電力のほとんどはCPUとグラボですから。

(CPUの消費電力+グラボの消費電力)× 2

ぐらいを考えておけばいいと思います。


ケース

性能とは直接の関係はないので何を選んでもいいのですが、ただ大きさは注意。

スペースがあるのであれば、ミドルタワーでいいと思います。拡張もしやすいですし。


OS

自作の場合ほとんどの人がWindows で、Linuxを使う人もちらほらです。

使用用途によりますが、Windowsでしか使えないソフトウェアはたくさんあるので、余程の理由がない限りはWindowsでいいと思います。

今なら Windows 10 Home 64bit でいいです。

DSP版とパッケージ版の二つがあって、

DSP版はパーツと一緒に買うことで少し安くなります。

パッケージ版はOS単体のものです

Windows 10では、USBメモリーとプロダクトキーが同梱されています。

OSのインストールで苦労することはあんまりないと思います。

ディスプレイ(モニター)

dpiは1インチ=2.54cmの中に存在する点の数です。

光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)とがありまして鮮やかさというかなんというか結構変わります、個人的にはノングレアが好きですが、いまはグレアのモニターが多いです。

まあここは好きな方を選べばいいです

パネル方式にもいろいろありますが、簡単にまとめると画質がいい順に

IPS方式 → VA方式 → TN方式

と思っておけば最初は十分です。

応答速度はゲームでFPSとかをやる人には重要です。

単位はmsです。最近は 6ms 1msあたりが多いですかね。

もちろん応答速度が短い1msの方が良いです。

特にFPSなどをやるなら 1ms がいいんじゃないでしょうか。

リフレッシュレートも重要です。

所謂○○hz って書かれている奴ですね。

普通に使うなら60Hzもあれば十分ですが、FPSなどのゲームや動画にこだわりがあるなら144Hzくらいのものを選ぶといいです。

キーボード

キーボードにもいろいろありますが基本CPUやグラボみたいに高価ではないので最初は何でもいいんじゃないかなあと思います。

有線か無線か

何でもいいんじゃないでしょうか、好きな方を選べば。

どっちでもいいなら有線にしておけば無難です。バッテリー切れの心配もありませんし。

キースイッチ

主に4種類あります。

メカニカルやメンブレム、パンタグラフ、静電容量無接点の4つです。

タイピング時の音や感覚が変わってきます。これは実際に実物をタイピングして選んでみるといいです。

まあ最初はどれでもいいです。


日本語配列か英語配列か

よくわからない人は基本的には日本語配列でいいと思います。

英語配列にこだわりがある人は英語配列にするといいです。

ここは大した問題じゃないので、使ってりゃ慣れます。

マウス

最初は何でもいいと思います。

たくさんありますがそんなに高価なものではないので、そこまでダメージはないですし。

まあゲームをするならゲーミング用でAmazonで評価が高いものを選んでおけばいいんじゃないでしょうか。

マウスにそんなにこだわる人は本格的にFPSゲームなどをやっている人ぐらいではないでしょうか。

イラストとかするならペンタブを買った方がいいです。


一台組んでみる

ゲームをすることを想定して、予算20万で選んでみたいと思います。

CPU Intel Core i7 8700

CPUクーラー

GPU

SSD 500GB

HDD 2TB

メモリ 16GB

マザボ

ケース

電源

OS Windows 10 home

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